人気ブログランキング | 話題のタグを見る

9月25日号 第173号

食えないつまみ 喉の渇き
 
 先日、NHKで、一杯目のビールはなぜ美味しいか、という話をしていました。
 この答えの前に、まずはこの話から。001.gif
 喉の奥には、水繊維という細胞があるそうです。これが水分に反応して、脳に信号を送るのです。ですから昔の人が、喉が渇くとか、喉を潤すとか、言ったのは、まさに理に適っているのです。045.gif
 日本のほとんどのビールは、ピルスナーです。また多くの場合、喉が渇いた状態で、ビールを飲みます。だから美味しいのです。
 また、ビールの炭酸は、普通の水より、水繊維をより強く刺激して、適度なアルコールが、それをさらに持続させるそうです。
 さらに、味を感じる細胞、ミライは、喉の奥にもあり、そこは、苦味と酸味を担当しているのです。で、ピルスナーの、適度な苦味と酸味が、喉で味わえるのです。喉を鳴らして飲むとは、まさに、このことかもしれません。003.gif

ベルギービールを求めて9月25日号 第173号_a0046593_831525.jpg

 ビールのお店をやっているのにもかかわらず、ビータはベルギーへは、ほんの数時間しか、行ったことがありませんでした。いつかは、ベルギーでビールを飲んでみたいと、思っていたのですが、お金はかかるし、時間もかかるので、二の足を踏んでいました。
 しかし、どんどんユーロは高くなるし、飛行機代もものすごく上がってきました。このままだと、経済的に、一生行けなくなりそうなので、このたび、最初で最後のつもりで、思い切って、ベルギーに行くことにしました。006.gif
 メインのターゲットは、ベルギーのビール祭り、ビアウイークエンドです。最初は、ツアーを考えていたのですが、金銭の面と、時間の面で、満足のいくものが見つかりません。仕方が無いので、個人旅行にしました。
 フランクフルト経由、ブリュッセル行きの、航空券を予約しました。しかし、せっかくですので、経由地で、日本で飲めないビールを飲みたいと思い、さらに、ハンブルグも経由することにしました。
 で、フランクフルトでは、リッヒャー・ヘーフェヴァイスを飲みました。ヴァイツェンらしく、クローブの香りが強く、しっかりしたコクのあるビールです。結構酸味もありました。テーブルが一杯だったせいか、専用グラスで出されなかったのが、がっかりです。9月25日号 第173号_a0046593_834580.jpg
 ハンブルグでは、イエバー・ライムです。ビンでしたので、ラベルが持ち帰れました。甘く、ライム風味たっぷりの上、炭酸も強く、とてもジュース的なビールでした。024.gif

世界ビール会社事情 クローネンブルグ社

 起源は、1664年、ジェローム・ハットが、カノンの醸造所をストラスブルグに設立です。
1947年、人気商品のティグレボックを、クローネンブルグと改名。この頃、社名も変更したようです。
1970年、産業グループのダノンに買収されます。
1980年頃、アルケン社を吸収し、その後、マース社と合併して、アルケン・マース社になります。本社は、アントワープの近くです。
2000年に、スコッティシュ・ニューキャッスル社に買収されます。
2008年、カールスバーグの傘下になりました。

ビータのつぶやき

 10月26日(日)は、ベルギービールとオクトーバーフェストをテーマに、試飲会をします。068.gif
 時間は、7時~9時です。
 会費、約3000円、8種類程度。
 予約は、047-378-3407 おれんじCornまで。
by orcorn | 2008-10-03 08:07


<< 10月5日号 第174号 9月下号 第172号 >>